昨日はrocaさんでの出張販売。来てくれた皆さん、いつも来てくれる人たちもありがとーっす。
今、畑ではちょっとしたミラクルが起きている。
ミラクルではなく必然かもしれない。いやただの「まぐれ」かもしれない。
今年の天候不良による不作は散々なものだったけど、中にはあまり影響を受けないものもあったりしたけれど、そういう類のものとはあきらかに違う「何か」。
家庭菜園などをやっている人はご存知かと思うけれど、いわゆる「アブラナ科」と呼ばれるキャベツ・ブロッコリー・カリフラワーなどなど。これらの野菜は最も病害虫の被害を受けやすく、無農薬なんかでやろうとすると見るも無残に食い尽くされてしまったりする。
かれこれ7,8年。俺は懲りもせず、何とか完全無農薬で、しかも見た目も完璧に美しいカリフラワーが出来ないものかと試行錯誤を繰り返してきた。が、その結果たるもの、お金を出して購入していただくレベルはおろか、自分で食うのも躊躇するほどの出来栄えだった。
それが今年。遂に自分の中で「完璧」と思えるものが出来たのだ。いつもの年とは違う試みもやってみたのだが、この成功がいったい何に起因しているのか、答えを見出すのが「露地栽培、無農薬、無化学肥料栽培」の難しさだ。来年、全く同じような時期に同じようなことをしても、同じ結果が出る保障はどこにもない。故に、自然や作物に対し謙虚になるしかないのだけれど。
一般的によく言われることだけれど、農薬や化学肥料を使ってないものは虫食いが多かったり見た目も劣る、それが安全な証拠でもあり、旨い証拠でもあると。もちろん、異論なし。しかし、俺は元来、こと女性に関しても「チョー面食い」だし(妻は例外)、ええかっこしいの所も多々あり、典型的な「形から入る」人間でもある。で、野菜作りにもその気質が大いに反映されていたりもする。
市場に出回る所謂「慣行農法」で栽培される野菜は、虫食いや見た目の悪さ、不揃いなどがあった場合はほぼ廃棄となっていく。逆に「有機栽培、無農薬・無化学肥料」など(言葉の正確な定義はここでは割愛します)の野菜を求めるユーザーは、虫食いや見た目の悪さ、不揃いであることにむしろ価値を見出したり、或いはそのことに対し寛容であったりする。
俺は「ひねくれマン」なので、ユーザーが見た目の悪さに価値を見出したり寛容であればあるほど、そこに距離を置きたくなったり、見た目にこだわりたくなってしまうのだ。ややこしくてすまん。
ユーザーの側から「虫食いokっすよー、不揃いでもいいです。安全な証拠じゃないですかー」というのは全然ありで、そのことに寛容であるのはとてもありがたい話だとは思うけれど、作っている側の立場から「これは無農薬だから虫食い、不揃いも当たり前」と言って商売するのは、俺の性分ではなかなかできない。故に、いつまでたってもブレイクできない理由がそこにあるのかもしれないけれど。
見た目といっても2通りある。ひとつは極力、虫食いや見た目の悪さや、不揃いが出ないような栽培をすること。もうひとつはそのような商品が出た場合はお客さんに経緯を説明するか、もしくは流通に乗せないこと。後者は比較的簡単だが、前者は、難しい。
友人の「sushipunk」というイカレポンチ君は、オーガニックな食材や有機野菜に精通していて、自らオーガニックショップもやっていたり、それ以前は雇われで店長もしていた。イカレポンチだが、食材に対しての目利きは確かにある。奴はこの世で一番旨い食い物は有機野菜だと豪語する。そんな彼に「今まで見てきた有機野菜の中で一番美しく繊細な味」と言われたことがあって、イカレポンチな奴の真顔な発言をどこまで信用していいのか分からなくなったことがあったが、悪い気はしなかった。
虫食いや不揃いをお客さんの前に出さずに、見栄えのよいものだけを出すことはある意味誰でもできる。もちろん俺もそうしている。
でも出来るだけそうしないように、無農薬でも出来る限り美しいものを作れるように精進していければと思う。
今年の「ミラクル」が単なる「まぐれ」や「偶然」ではなく、当たり前に出来るように頑張ろう。
でも、今回のこと。畑をやってて久しぶりに飛び跳ねるくらい嬉しい出来事でした。
名付けて「ミラクルカリフラワー」、そのまんまやん。
直売所に来ていただければ、その場で畑からもぎもぎいたします。1個 350円です。ちなみに美味しくゆでるコツとして小麦粉を水で溶いたものを茹で汁に加えるとふっくら茹であがります。レモンや酢などのクエン酸を茹で汁に入れると白さが保てます。
我が家の洋食担当の俺、オススメレシピ。
「カリフラワーのペンネ」
材料:一人前
ペンネ:80g(タリアテッレでもよい)
カリフラワー:適量
タマネギ:1/4個みじん切り
アンチョビ:一枚
パセリ:みじん切り適量
オリーブオイル:適量
パルミジャーノ:適量
塩:適量
1、タマネギとアンチョビはみじん切りにしておく。カリフラワーを適当な大きさに切って塩を入れて上記の方法でゆでる。
2、①のカリフラワーの茹で汁に塩を足してペンネを茹でる。フライパンにオリーブオイルとタマネギをいれ弱火で。タマネギが色付いたらアンチョビを入れ炒める、茹でたカリフラワーを入れる。
3、ペンネの茹で汁少々と茹で上がったペンネをフライパンに加える。
4、パセリとパルミジャーノチーズをどっさり入れて素早く和えて出来上がり。
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