多様化する活躍の場を紹介

ITエンジニアが活躍する専門領域

ITエンジニアが活躍する専門領域は、1つに限られることはありません。IT業界で働くことが常識というわけではなく、ITを他の分野と融合してその分野で役に立つ技術を生み出す傾向が強まっています。
現場では様々な課題が挙げられていて、解決できる方法を探している状況です。その中には、ITによる技術開発で解決できる可能性があるものも少なくありません。現場のニーズに合わせて技術開発を進めるという考え方が広まったことで、融合領域におけるITエンジニアの活躍が見られるようになってきています。

建築分野では、3D設計をしたり、ドローンによる撮影を行うことで設計の精度を高めたり、安全性の高い検査を行えるようにしたりしています。教育分野ではリモートセミナーが実施されるようになった他、学校教育でも自宅で学校と通信するインフラが整えられてきました。介護や医療では特化型のシステムを導入することで利用者や患者の管理をしたり、ミスを減らしたりする工夫が行われるようになっています。金融におけるセキュリティを重視したシステムの構築なども、ITエンジニアが活躍している領域です。

このように、各専門領域とITの融合によって、ITエンジニアが専門性を発揮できるチャンスが広がっています。
裏を返すと、IT以外の知識があるエンジニアが求められる傾向も強まっています。他の経験を持っているエンジニアは関連領域で活躍しやすく、独自性を発揮することで成功を掴みやすいでしょう。